とある中小企業診断士のブログ

エンタメビジネスやWebサービスの話題を中心に綴っていきます。たまに診断士関連のことも。

中小企業診断士には独学でもなれるけど、人によっては断然受験校に通うことをオススメする。

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Googleで「中小企業診断士」と検索した際、サジェスト機能によって必ず出てくる検索候補に「独学」というものがあります。

たしかに何かしらの資格取得を目指したとき、多くの人が迷うことの一つとして、独学にすべきか受験校に通うべきかということが挙げられると思います。私自身、中小企業診断士資格を目指したときにこの点は迷いました。

結局のところ、私は受験校に通うことにしたわけですが、中小企業診断士試験はその難易度だけを考えると独学でも問題なく合格できる試験だと思います。

それではなぜ私が受験校を選んだのかと問われれば、それは単に自分のだらしなさを理解していたからに他なりません。

 

受験生応援コミュニティによって霞む受験校

一般的に受験校に通うことのメリットとしては次のようなことがあげられます。

  • 最新情報が手に入る
  • 要点に絞った効率的な学習ができる
  • 本質的な知識理解や応用問題対策ができる
  • 受験仲間が出来る
  • 講師に色々相談できる など

しかし、個人的にはこれらは本当にメリットなのかと甚だ疑問です。なぜなら、世はインターネット時代であり、情報がそこら中に溢れているからです。

とくに中小企業診断士界隈は受験生応援コミュニティみたいなものが数多く存在し、合格者の諸先輩方が、受験生に対しかなり手厚いフォローをしてくれています。

直近の合格者から手ほどきを受けられるわけですから、受験校に通うことで得られる知識・ノウハウと比べて何らそん色ありません。独学受験生の大きな味方となってくれるでしょう。

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受験校に通う本当のメリットは2つしかない

受験生応援コミュニティの存在によって本来持ってしかるべき情報の優位性も大きくなく、しかも独学と比較して圧倒的にお金もかかる。それでも私が受験校に通ったのは、次のメリットを感じたからです。

  1. 時間の制約
  2. 勉強場所の確保
1.時間の制約

受験校に通うことになると、当然のように授業に出る必要があります。すなわち、決められた時間に決められた場所に行かなくてはならない。本来ならばデメリットというべきことかもしれませんが、私のようなだらしない人間にとってはこれは大きなメリットです。なぜなら、少なくともそこにいる時間は確実に勉強するからです。

何かをやらなきゃと思っていても取り掛かるまでに時間がかかってしまうという方、いらっしゃることと思います。学生時代、試験前日に限って部屋の掃除をしてしまうタイプの方がそれです。私もご多分に漏れずその一人ですが、そういうタイプの人間はある種の強制力がないと試験勉強なんてまともに出来ません。勉強しなくてはならない状況下に置かれるような仕組みづくりが必要です。

そう考えたときに、受験校に通うというのは一番手っ取り早い方法だと思います。安くはないお金を払っているため、サボろうという気もあまり起きません。

2.勉強場所の確保

次に大きいメリットは勉強場所の確保です。結局のところ、だらしない人間は家にいると、他のことに気がいってしまって勉強なんてできないのです。しかし、かといってカフェなどで勉強しようにも、周りの声は気になりますし、長時間居座った際の店員の眼差しに耐えられません。

その点、受験校に通ってしまえば自習室を使うことが出来るため、かなり勉強が捗ります。学校にもよるとは思いますが、往々にして自習室は朝早くから夜遅くまで解放されていますので、通勤の前後で立ち寄ることも十分可能です。

そういった意味では、選ぶ受験校の立地はかなり重要です。会社と家の近く、両方あるのが理想といえるでしょう。

 

まとめ:だらしない人は受験校へ通いましょう

上述した受験校に通うメリットは、ちゃんと自分でペースを管理して真面目に勉強できるひとにとってはメリットでもなんでもありません。そういう方は独学でも合格することが出来ると思います。頑張ってください。

一方で、自分はだらしないという自覚がある方は、大人しく受験校に通うことをオススメします。中には「いやいや、自分は変わるんだ!」と決意を新たにして頑張ろうとする方もいるかもしれませんが、中小企業診断士試験は受験期間が長くなりがちなので、仮に最初は頑張れたとしても最後まで持たないと思います。人はなかなか変われません。

「勉強時間を確保するために勉強せざるを得ない状況に身を置く」というのは、合格に向けてかなり有効な一手だと私は思います。